典型的な喪主の挨拶例

喪主の御挨拶では、遺族を代表して、葬儀に参列頂いた皆さまへ感謝の気持ちをお伝えすることになります。従って、「葬儀に参列頂いたことへの御礼」と「生前の故人に対する厚誼への御礼」を、簡潔に述べることが基本となります。
まずは基本的な挨拶をご紹介します。(例1)『本日は、お忙しいところを、○○の葬儀にご会葬くださいまして、誠にありがとうございます。このように大勢の方々にお見送りいただきさぞかし故人も喜んでおることと存じます。 遺された私どもは未熟者ではございますが、今後とも故人同様、ご指導、ご鞭撻賜りますようお願いいたしまして、ご挨拶に代えさせていただきます。』
同様に典型的な例をもう一つご紹介します。(例2)『遺族を代表し、一言ご挨拶を申し上げます。本日は、ご多忙のところ、遠路ご会葬いただき、厚く御礼を申し上げます。生前、故人に寄せられた皆様のご厚情に対し、心より御礼申し上げます。』私どもは、未熟ではありますが、故人の教えを守り、精進していく所存です。皆様方には、故人と同様お付き合いいただき、ご指導いただけますことをお願い申し上げます。本日はありがとうございました。』この2つは典型ですが、実際には、家族の目から見た人となりや、エピソードが挟まれるケースが多くあります。例2を使って展開してみましょう。